自由な発想が大切になる

システムエンジニアとして問題解決のためのシステム開発に携わることの面白さはその解決における自由である。新規性や独創性に富んだ発想による新しいシステムの考案が必要とされることから、既存の考え方にとらわれる必要はなく、むしろそういったものから脱却して考えることが重要になる。そのため、どんな知識も経験も問題解決のためのヒントとなる場合があり、日常生活そのものが仕事につながるようになってくるという面白さがあるのである。

どんな新しい発想というのもその人が持っている知識や経験から導き出されるものであることは確かといえる。そのため、仕事に携わっていない間に見たり聞いたりしたことが、ふと仕事につながることも稀ではない。現在、過去、未来の全てがシステム開発のために役立つのである。成功の道を歩むためにはそうやって日々の生活の中で仕事について考えていかなければならないという面がある一方で、日常生活自体が仕事に直結する可能性があると期待しながら毎日を過ごしていくことができるということがやりがいにもなる。

また、同じ問題に対して複数のシステムエンジニアが仕事に携わるということもあり、その開発競争もやりがいにつながる。一方で、思いもしなかった発想を互いに見せ合い、切磋琢磨することができると共に、互いを高め合っていくことができるという面白さもある。自由な発想でそれぞれが考えられるからこそ生み出される特殊な現場なのである。